2018.05.30(水)—09.03(月)
ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか
国立新美術館/港区・六本木

ジュゼッペ・アルチンボルド 《春》 1573年 油彩/カンヴァス Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi /distributed by AMF-DNPartcom

ルーヴル美術館の“顔”が大集結
古代から19世紀まで、約110点の作品を通して「肖像芸術」の特質と魅力を探る

 人の似姿を描出する肖像は、古代以来の最も長い歴史をもつ芸術ジャンルです。 本展では、ルーヴル美術館の全8部門からきわめて広範にわたる時代・地域の作品約110点が集結し、肖像が担ってきた社会的役割や表現上のさまざまな特質を知ることができます。

 3000年以上も前の古代メソポタミアの彫像や古代エジプトの棺を飾ったマスクから、ローマ皇帝やナポレオンなどの君主像、27年ぶりに来日するヴェネツィアの巨匠ヴェロネーゼの傑作《美しきナーニ》、そして華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像まで、数々の名品が一堂に会します。スマートフォンの高性能カメラで意のままに自分を撮ることが当たり前となった現代社会において、最も身近でありながら奥深い肖像芸術の魅力に迫る本格的な展覧会です。


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ルーヴル全8部門から各部門を代表する肖像の傑作およそ110点が一堂に

 ルーヴル美術館のコレクションは全部で8つの部門—古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画―に分けられています。本展はその全8部門から各部門を代表する肖像の傑作およそ110点が来日し、人類史上における肖像芸術の全貌を概観することができるきわめて貴重な機会となります。


《棺に由来するマスク》 新王国時代、第18王朝、アメンへテプ3世の治世(前1391-前1353年)エジプト出土 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Franck Raux /distributed by AMF-DNPartcom
《女性の肖像》 2世紀後半 エジプト、テーベ(?)出土 蝋画/板(シナノキ) Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Georges Poncet /distributed by AMF-DNPartcom
セーヴル王立磁器製作所 (ルイ=シモン・ボワゾの原作に基づく) 《フランス王妃マリー=アントワネットの胸像》 1782年 ビスキュイ(素焼きの硬質磁器) Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Peter Harholdt /distributed by AMF-DNPartcom
エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン 《エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像》 1796年 油彩/カンヴァス Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《ヴィーナスとキューピッド》 1657年頃 油彩/カンヴァス Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Tony Querrec /distributed by AMF-DNPartcom
フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス 《第2代メングラーナ男爵、ルイス・マリア・デ・ シストゥエ・イ・マルティネスの肖像》 1791年 油彩/カンヴァス Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Philippe Fuzeau /distributed by AMF-DNPartcom

ルーヴルが誇る肖像画の傑作《美しきナーニ》が27年ぶりの来日

 16世紀ヴェネツィア派の巨匠ヴェロネーゼによる《美しきナーニ》は、肖像画の名作を数多く所蔵するルーヴル美術館において、同館所蔵の『モナ・リザ』とならぶ最高傑作の一つとの呼び声高い作品です。その至高の肖像画が、このたび27年ぶりに来日を果たします。

ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》1560年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

時の権力者ナポレオンの肖像

 本展では、古代エジプトのアメンヘテプ3世、マケドニアのアレクサンドロス大王、アウグストゥス帝やカラカラ帝などのローマ皇帝、ルイ14世をはじめとする歴代のフランス国王、そしてフランス王妃マリー=アントワネットなど、歴史を彩った時の権力者たちの肖像が一堂に会します。

 なかでも最大の見どころは、フランス皇帝として名を馳せたナポレオンのコーナーです。将軍時代を経て、彼の激動の人生を、アントワーヌ=ジャン・グロの傑作《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》をはじめとする5点の作品でたどります。


アントワーヌ=ジャン・グロ《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》1796年 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Hervé Lewandowski /distributed by AMF-DNPartcom
アンヌ=ルイ・ジロデ・ド・ルシー=トリオゾンの工房 《戴冠式の正装のナポレオン1世の肖像》 1827年 アジャクシオ、国立ナポレオン生家博物館に寄託 © RMN-Grand Palais (maison Bonaparte) / Gérard Blot /distributed by AMF-DNPartcom
フランチェスコ・アントンマルキ 《ナポレオン1世のデスマスク》 1833年 Photo © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Pierre Philibert /distributed by AMF-DNPartcom
クロード・ラメ《戴冠式の正装のナポレオン1世》1813年 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

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ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか
会期 2018年5月30日(水)~9月3日(月) 
休館日 火曜日 ※ただし8/14(火)は開館
開館時間 10:00~18:00、※金・土曜日は、6月は20:00まで、7・8・9月は21:00まで ※入館は閉館の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
観覧料 一般:1,600円(1,400円) 大学生:1,200円(1,000円) 高校生:800円(600円) 中学生以下:無料

※( )内は前売および20名以上の団体料金
※障害者手帳をご持参の方(付き添いの方1名を含む)は無料(要証明)
※7月14日(土)―29日(日)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)

巡回展:大阪

大阪市立美術館
2018年9月22日(土)~2019年1月14日(月・祝)